対話システムを実際に構築することで,人間はどうして対話ができるのか,対話の基本原理は何なのか,等について研究を行います.対話システムを構築するだけでなく,人間同士の対話の分析をするなど,様々な観点から対話の本質に迫ります.
東中研究室には3つのプロジェクトチームがあり,メンバーはいずれかのチームに所属して研究を行います.
タスク指向型対話システム
現状の対話システムには性能の限界があり,簡単なタスク(例えば,窓口案内や販売など)であっても実現することは困難です.本プロジェクトでは,対話システムの構成を一から見直しながら,アンドロイドロボットやマルチモーダル処理を用いて,タスクを確実に達成できるシステムの実現を目指します.
キーワード
タスク指向型対話,発話理解,発話生成,モジュール連動,対話ロボットコンペティション,対話知能学
メンバー
郭 (研究員),角森 (D2),大橋 (D1),平井 (M2),飯塚 (M1),千葉 (NTT,共同研究員)

共同作業型対話システム
コンピュータと人間が対話によって意思疎通ができるようになるための新しいモデルを考え,人間同士の対話・共同作業の分析やデータに基づいたモデル化を行います.さまざまな共同作業タスクを題材として,対話を通して共同作業を行えるシステムを作っています.
キーワード
共同作業,システムの意図,共通基盤,意見のすり合わせ
メンバー
周 (D1),市川 (M2)

人間の対話能力拡張
対話サービスはあらゆるところで行われています.人間の対話能力を拡張することで人間がサービスできる範囲は飛躍的に拡大できます.本プロジェクトでは,仮想アバターを介した人間の対話能力拡張に取り組みます.
