LREC2022で3件の発表を行いました

2022年6月20日(月)~25日(土)にフランスのマルセイユで開催された The 13th Edition of its Language Resources and Evaluation Conference (LREC2022) にて,東中研究室からM2の山下,M1の市川が発表を行いました.

発表について

山下は,Data Collection for Empirically Determining the Necessary Information for Smooth Handover in Dialogue というタイトルで,コールセンタなどで発生する対話の引き継ぎにおいて,引き継ぎを行うために有用な情報を調査した結果を発表しました.対話の引き継ぎに使われたメモを分析して,やり取りを話者間の発話の掛け合いとして表現した形式と,項目名−値として表現した形式の2つが,対話の引き継ぎに有用であることを明らかにしました.

Sanae Yamashita, Ryuichiro Higashinaka

Data Collection for Empirically Determining the Necessary Information for Smooth Handover in Dialogue Inproceedings

In: Proceedings of the Language Resources and Evaluation Conference, pp. 4060–4068, 2022.

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市川は,Analysis of Dialogue in Human-Human Collaboration in Minecraft というタイトルで,Minecraft での人間同士の共同作業における対話の分析について発表しました.この研究では,人間同士の共同作業データを Minecraft 内で収集し,相手との同意・合意を多く行うこと,対話と作業を段階的に行うことが,質の高い共同作業につながることを分析によって明らかにしました.

Takuma Ichikawa, Ryuichiro Higashinaka

Analysis of Dialogue in Human-Human Collaboration in Minecraft Inproceedings

In: Proceedings of the Language Resources and Evaluation Conference, pp. 4051–4059, 2022.

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なお,東中は,旅行代理店対話を対象とし,対話と,話者の年齢や表情のとの関係を分析した内容について,共著の発表がありました.

Michimasa Inaba, Yuya Chiba, Ryuichiro Higashinaka, Kazunori Komatani, Yusuke Miyao, Takayuki Nagai

Collection and Analysis of Travel Agency Task Dialogues with Age-Diverse Speakers Inproceedings

In: Proceedings of the Language Resources and Evaluation Conference, pp. 5759–5767, 2022.

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参加してみて

対話や要約に関するセッションがいくつも設けられており,これらを研究している東中研究室のメンバーとして役立つ知見が多く,有意義な会議でした.言語資源系の会議だけあって,収集したデータや検証に使ったソースコードを GitHub などで公開している人が多い印象がありました.

開催地マルセイユは,6月でも湿度が低く過ごしやすかったです.また,日本と違ってマスクを着けている人がほとんどいないのが印象的でした.

2021年6月現在は,ワクチンを3回接種していればフランスへの入国に特別な処置は必要ありませんでしたが,日本への帰国前72時間以内にPCR検査が必要でした.PCR検査は,フランスの街中の施設や空港などで受けることができます.我々は空港で検査を受けました.今後しばらくは帰国時にPCR検査が必須なようなので,海外で発表する際は,その分のスケジュールも確保しておく必要がありそうです.帰りのMySOSはファーストトラックでスムーズでした.