AI-HRI 2023で発表を行いました

M1の飯塚が,アメリカのアーリントン(バージニア州)で2023年10月25(水)~27日(金)にWestin Arlington Gatewayで開催されたArtificial Intelligence for Human-Robot Interaction(AI-HRI2023)に参加し,発表を行いました.AI-HRIはAAAI 2023 Fall Symposium Seriesの中のシンポジウムの1つでヒューマン・ロボット・インタラクションに応用されるAI技術に関する会議です.AI-HRIの参加者は,現地ではおよそ20人程度でした.また,オンラインでの参加者も見られました.

AI-HRI 2023

会議の中には口頭発表やポスター発表の他に,KeynoteやBreakout sessionがありました.Keynoteでは,ロボットを開発する際の機能に合うデザインの設計,ロボットの学習させる際の方針の決め方,高齢化社会に向けたロボットの開発に関する講演がありました.Breakout sessionでは参加者が複数のグループに分かれ,Keynoteの内容を踏まえたトピックで議論を行いました.

飯塚は,1日目にポスター発表,2日目に口頭発表を行いました.内容は,タスク指向型と非タスク指向型の対話システムの性能を対話レベルで人間により評価し,現状のGPT-3.5やGPT-4 がどの程度の対話性能を持つかを調査したというものです.

Shinya Iizuka, Shota Mochizuki, Atsumoto Ohashi, Sanae Yamashita, Ao Guo, Ryuichiro Higashinaka

Clarifying the Dialogue-Level Performance of GPT-3.5 and GPT-4 in Task-Oriented and Non-Task-Oriented Dialogue Systems Proceedings Article

In: Proceedings of the AI-HRI Symposium at AAAI-FSS 2023, 2023.

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クロージングでは,Best paperが発表されました.Best paperに選ばれた研究は,子供の教育を支援するロボットの動作生成をオントロジーを用いて行ったという研究でした.

  • Towards An Ontology for Generating Behaviors for Socially Assistive Robots Helping Young Children
    • Yuqi Yang, Allison Langer, Lauren Howard, Peter J. Marshall and Jason R. Wilson
    • 論文

今年で10周年を迎えたAI-HRIは来年度からTechnological Advances in Human-Robot Interaction(TAHRI)に名前を変えて開催されるとのことです.初回のTAHRIは2024年4月9-10日にアメリカのボルダーで開催されます.

参加してみて

英語を用いた発表は初めてで緊張しましたが,多くの方に発表を聞いていただくことができました.一方で質疑や他の参加者の発表などを聞く場面では上手く聞き取れず,英語力の不足を実感しました.

最終日にはワシントンD.C.を観光する時間が取れました.有名な観光地を回れることができ,充実した出張となりました.

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カテゴリー: 発表